ハーブ・アロマテラピー･チャイルドケアの小さな教室

『ともかくも　あなたまかせの　年の暮れ』
小林　一茶
息子の習いごとの教材の中に見つけた一句。

響きになんとなく魅かれるものがあり、少し調べてみました。

小林一茶は、幼年期に母親を亡くし、その後、苦労の日々を過ごします。また晩年結婚したものの、生まれた子どもたち、そして妻を亡くすなど波乱万丈な人生を送ってきたそうです。

この俳句の「あなたまかせ」の「あなた」とは阿弥陀如来つまり仏様のことだそうです。

この句に関しては、様々な解釈があるようです。
私の心に響いてきたものをまとめてみました(^^)。

「なかなか思うようにいかないことも多い日々だが、振り返ってみると自分にとってはいい結果におさまっている。」

「思うようにならず、悲しみや苦しみのつきない人生だからこそ、仏さまの本願にお任せし、どんなに裕福でもまた貧しくてもおごることなく卑屈にならず、ありのままに年を越していきましょう」

「あなた」とは、仏様の事でもあり、家族やご縁のあった方のことでもあり、そういった方々のおかげもあって自分が生きている、生かされていることに感謝してまた新しい年を迎えましょう」

＊･.*･.☆･.
生きていると辛いことや悲しいことが本当にたくさんあって、何で私だけがこうなるんだろう、
何でいつもこうなるんだろう。これからどうなるんだろう、と先が見えなくなって苦しむことも多いと思います。

そんな時でも、与えられた命に感謝し、日々を懸命に過ごすことで、その辛さがあったからこそ今があると思えるようになるんだよ、と伝えてくれている俳句なのではないかな～と感じました(^-^)。

年の暮れの気忙しい時だからこそ、少したちどまって、今、自分が生かされ、生きていることに感謝し、また家族、ご縁のあった方々に感謝の気持ちを忘れずに心穏やかに丁寧に過ごせていけたらいいなと思ったのでした。

･.*･.☆　今日も笑顔こぼれる１日でありますように　･.*.･☆